無意識の生活習慣

前回は自分自身が梨状筋症候群であったことをお話しましたが、そもそも何故私はその様になってしまったのか。

理由はいくつか考えられますが、まず梨状筋とはどのような働きをし何処に付いているものなのかを知る必要が

あります。くっついている場所は仙骨から大転子にかけてですが、おそらく殆どの方がピンと来ないでしょう。

分かりやすく言うと、皆さんが尾てい骨と言っている場所の5㎝位上の横辺りから股関節の出っ張り辺りに付いて

います。その辺りを撫でるように触っても梨状筋に触れることも感じることも出来ないと思います。思いっきり

指を押し込んで揉むようにすると何となくこれかな?という筋肉を感じることが出来ます。それではこの梨状筋

はどの様な働きをするのか?主に脚の外旋という動作に作用します。脚の外旋とは足の小指側に脚全体が回旋

する動きです。梨状筋が縮まることにより人はこの外旋という動作を行っているのです。サッカーのインサイド

キックをする時、回れ右をする時などにこの動きをしています。学生時代サッカー部に所属していたとはいえ

坐骨神経痛を発症したときは、サッカーなど殆どやっていない状態でしたし、体育の授業でも受けない限り

回れ右などする機会もありません。しかし、よくよく考えてみると私には休めの姿勢で立つ癖があることに

気付いたのです。この姿勢は明らかに脚を外旋させています。しかも患部である左側の脚をそのようにしている

ことが多いのです。また整体の施術の際きき脚が右であるため右脚を軸足にするために、おのずと左脚を

外旋させていることに気づきました。これまでの生活習慣の中で私は無意識のうちに左脚を外旋させ、左側の

梨状筋を収縮させていたのです。その結果左側の梨状筋が固まり、その下の坐骨神経を圧迫していたと

考えられます。無意識の生活習慣、これを改善するためにはやはり専門家の知識と経験が必要です。

お一人で悩まず、信頼のおける専門家に是非相談してみましょう。

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