椎間板ヘルニアと坐骨神経痛の関係は切っても切り離せない関係にありますが、椎間板ヘルニア=坐骨神経痛
という訳ではありません。椎間板ヘルニアでも脚の痺れ、痛みのない方はたくさんいますし、脚の痺れがあって
もヘルニアでない方もたくさんいます。椎間板ヘルニアというのは椎間板の髄核が飛び出る疾患です。その
飛び出たところにたまたま坐骨神経があるから影響を及ぼすことになるのです。しかしそれは人間の解剖学で
いうと必然ではないのです。椎間板とは背骨の椎骨と椎骨の間のクッションみたいなもので役割で言えばあくまで
脇役です。一方坐骨神経は人体の中で最も太い神経で、こちらは中枢というか本丸です。脇役である椎間板の
はみ出し部分が本丸である坐骨神経を支配するのも、たまたまそこの場所にあるという偶然です。
坐骨神経痛の方を苦しめている原因の筆頭と考えられているのは、あのはみ出しモノの場合が少なくはないという
レベルのものです。しかしどうしても椎間板ヘルニアと坐骨神経痛は親と子、先生と生徒、師匠と弟子のような
主従関係があるようなイメージをお持ちの方が多いようです。私は仲の良い友人関係よりも希薄な親戚くらいの
イメージが適切な関係性だと、個人的に考えております。脊柱管狭窄症と坐骨神経痛の関係性はもっと密接で
夫婦関係のような影響力があると考えてよいと思います。梨状筋症候群と坐骨神経痛の関係性は親友と言った
ところでしょうか。私のこれまでの臨床経験から感じる、坐骨神経痛とその原因と言われているものの関係性は
そのような感じです。
当院へのアクセス情報
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