坐骨神経痛は不思議なことに痛み、痺れなどの症状が現れるのは片側だけです。これは五十肩も同じなの
ですが両側に症状が出ることはまずありません。私の臨床経験でもそのような方にお会いしたことは
ありません。何故なのかは定かではありませんが、私なりにその理由を考えてみました。あくまで推測です。
まず笑い話にもならないのですが、両側に痛みが生じると坐骨神経痛の場合は片足だけでも歩くのがツライ
のに、全く歩けなくなってしまう。五十肩の場合も何とか痛くない方の腕で生活をしているのに、両肩だと
全く生活が成り立たなくなってしまう。これでは流石にまずいので神様も片側だけで勘弁してくれているの
かなあ、と真面目に思っています。しかし五十肩はさておき、坐骨神経痛の場合は痛み発症の原因を考えると
何となく理由らしきものも見えてきます。坐骨神経痛の大きな3つの原因は脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア、
梨状筋症候群です。まず骨格的要素の狭窄症とヘルニアなのですが、簡単に言うと骨と椎間板の変形です。
坐骨神経の神経の根っこは左右にあるのですが、おそらく左右対称の形で変形することはなく、必ず偏りが
あるものです。だから左右どちらかの神経の根っこを圧迫する結果、片脚に痛みシビレを生じさせるという
仮説が成り立ちます。また筋肉的要素の梨状筋症候群も同様で臀部の筋肉は左右同じ緊張ではありません。
これは骨盤の歪みが大きな原因なのですが、梨状筋の硬さや張り具合も必ずどちらかに偏ります。だから
梨状筋の緊張の強い側の脚に痺れ痛みが生じるのだと、臨床経験から感じるのです。考えてみれば人間の
体、顔も殆どが左右非対称です。坐骨神経痛がどちらか片側に現れるのも当然なのかもしれません。
ハリウッドスターや日本の芸能人でも美しい顔と認知されている人の顔は限りなく左右対称であるそう
です。我々一般人はせめてお身体のバランスだけでも限りなく左右対称を目指していきましょう。
そしてそれは可能なのです。
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