坐骨神経痛と頚腕症候群

腰と首には共通点があります。まず腰椎は五つ、頸椎は七つありますが頸椎の一番目は環椎と言って輪っかの

ような形状をしています。また二番目は軸椎と言って一番の輪っかの受け皿というかサーバーみたいな役割を

担っています。この特別な二つの椎骨を除けば頸椎も腰椎と同じ五つになります。また頸椎も腰椎も生理的弯曲

ではどちらも前弯があるべき姿です。また首からは腕の知覚神経が出ており、腰からは脚の神経が出ています。

その為どちらもヘルニアや椎骨のズレ、筋肉のコリなどで神経的なシビレや痛みを発症することがあります。

それらを頚腕症候群、坐骨神経痛と呼ぶのですが原因や症状がそれぞれ似ています。これらの神経の根っこの

部分だけでなく、神経の通り道の関所みたいなところで圧迫を受ける場合があるところも共通するところです。

腕の神経の関所は胸郭出口と呼ばれ、そこの骨が変位したり筋肉が固まったりすると症状が現れ、脚の関所は

梨状筋付近、この梨状筋が固まると症状が現れます。また首、肩のコリにお悩みの人と腰痛にお悩みの人の

原因も共通点があります。どちらも前弯を保っていないことです。首の前腕を保てない人の姿勢は殆ど顎が

前に出ており猫背で、腰の前弯を保てない人の殆どが座り姿勢に問題があり脚を組んで座るか、ソファーに

座るように浅く座ります。どちらも姿勢に問題があるのです。症状だけでなく原因も姿勢という共通ワードが

あり、逆に姿勢を改善すれば症状も改善する言うこともできます。首も腰も両方ツライという人がいますが

両方治そうとせずにどちらか1つ治せば、自然にもう一方も治るということはよくあることなのです。

まずは腰から治せば効率的かもしれません。

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